ある日突然夫が亡くなり、悲しみに明け暮れていたところ実は生前浮気をしていたことが発覚したというケースは少なくありません。夫の死後に携帯電話やパソコン、SNSなどを確認したことで浮気をしていたことに初めて気が付くというパターンです。
この場合、夫は亡くなっているのだから、夫の分の慰謝料も浮気相手に払ってほしいと言いたいところですが、実際は難しいでしょう。浮気による慰謝料の額は、浮気発覚後に離婚するかしないかでも変わってきます。生前浮気が発覚していたら離婚していたはずと思っても、実際は浮気によって離婚することなく亡くなってしまっているので、高額な慰謝料の請求は難しくなります。
では、夫の親族に夫の浮気の慰謝料を払ってもらえるのでしょうか。結論から言うと、慰謝料を請求することはできます。妻は妻の他に相続人がいて、相続を放棄しなければ、法定相続分の範囲内で夫の浮気の慰謝料を請求することができます。
気をつけたいのは時効です。浮気発覚から三年で時効になりますので、夫の浮気の慰謝料を請求するのであれば早めに請求しましょう。夫の死で気持ちの整理がつかない、生活諸々の処理で忙しいと後回しにしていると時効を迎えてしまうかもしれません。浮気の証拠がある場合は、なるべく早く慰謝料請求を行いましょう。
そして、本人が亡くなっている以上、真実を本人の口から聞くことは不可能ですので、やはり必要なのは夫が浮気をしていた証拠になります。明らかに浮気をしていたことがわかる証拠が出てきた場合は当然浮気相手に慰謝料を請求することができますが、きちんとした浮気の証拠がない場合、泣き寝入りになる可能性があります。例えば、メール等のメッセージのやりとりのみですと証拠としては弱くなります。また、夫が独身だと嘘をついて浮気をしていた、夫婦関係が破綻して離婚寸前だと言われていた等、実際どのように浮気相手との関係を持っていたのかがわからないと慰謝料を請求することが難しくなります。
仲が良いと思っていた夫が、実は浮気をしていたという事実は大きなショックを受けますし、何より本人がいないのでそれ以上の真実を知ることができず、怒りをぶつけようもないという状況は辛いものです。それまで健康で元気に暮らしていても、いつ何が起こるかわかりません。日々の生活の中で、違和感を感じるようなことがあれば、ためらわずに浮気調査の相談をしてみましょう。疑いを持ち続けるというのは苦しいものです。ピープル総合調査事務所では、経験豊富な探偵がしっかりと証拠を掴みます。匿名でのご相談も可能ですので、まずはお気軽にご相談ください。
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