インターネットが発達した現在、現実社会だけでなく、ネット上での浮気というものも増えています。実際に会ったことはないのに、ネット上で意気投合し付き合い始めるというものです。既婚者であれば、ネット不倫しているということになるわけです。ネット上では普段の自分を偽ることがたやすいですから、現実では言えないことを言えたり、キャラクターを変えるなどして恋愛を楽しむことができます。手軽にできる分、依存性が高くなります。
あくまでもネット上でのやりとりになりますから、ネット上で恋人同士のようなやりとりをしても、これは浮気や不倫という認識にならず、離婚理由の対象にはなりません。身体の関係があるかないかが重要なポイントになるからです。ですが、された側としてはむしろ心がネット上の浮気相手の方にいってしまったのではないかとショックを受けるものです。ネット上の浮気は証拠が残りやすいですが、身体の関係がない以上、慰謝料を請求することは難しいのです。 ネット上での浮気が発覚して、配偶者にやめてほしいと言ったところで、ネットの世界だけのことで単なる遊びだと言われてしまったらそれまでですし、やめると言ったところで常時ネット上でやりとりしていないか監視することは極めて困難です。
もちろん、ネット上の浮気から始まり、現実でも会おうという話になる場合もあります。ネット上で盛り上がれば、会いたくなるというのは自然な流れです。既にネット上では恋人のようにやりとりしているわけですから、実際に会うと、すぐに身体の関係に発展することも少なくありません。そうなれば当然、本格的な浮気や不倫と認定され、離婚の理由になります。慰謝料も請求できます。ただ、ネット上での出会いですと、相手が近くに住んでいるとは限らず、遠方の場合は会う頻度は少なくなりがちです。浮気相手と会っている証拠をつかむために、調査期間が長くなる場合もあるでしょう。しかし、素人では遠方や土地勘のないところで、相手のことを調査するのは時間的にも技術的にも難しいです。相手が遠方に住んでいるなら、なおさら探偵事務所に浮気調査を依頼するほうがよいと言えるでしょう。
そもそも、ネット上で浮気相手を探すということは現実世界でも機会があれば、浮気ができる相手に出会いたいという欲求があるはずです。そもそも、現実で会うために始める人の方が多く、ネット上だけで満足する人は少ないでしょう。寂しさを紛らわすためにネット上に癒しを求めるという気軽な気持ちで始めたとしても、結局は抜け出せなくなり、泥沼化することもあります。ネット上でのやりとりだからと見過ごさず、発見した時はよく話し合うことをおすすめします。
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