自分の子か？DNA鑑定が増加している

子供が自分の子供かどうかを疑い、DNA鑑定をする人が増加しています。最近ではインターネットで申し込みをして、検査キット等が送られてきて2万円程度で簡単に鑑定することができるようになりました。

夫側が自分の子供かどうかを怪しんで鑑定を依頼する場合もあれば、妻側が夫の子供かどうか自信がなくてはっきりさせるために依頼する場合もあります。

妻が浮気をして、浮気相手の子供を出産したとしても、法律上は夫の子どもになります。何もせずに離婚すると夫には当然養育費を支払う義務があります。それを避けるために、親子関係不存在確認という訴えを起こし、訴えが認められれば親子関係を解消することができます。

浮気相手の子どもを自分の子どもだと信じて一生懸命育ててきた夫にしてみたらひどい裏切り行為といえますが、最近は浮気相手の子供を夫に育てさせる『托卵女子』なるものが増えているのだとか。明らかに自分に似ていない、妊娠時期が合わない気がするなどで、DNA検査で調査する人も増えてきているのです。

浮気をしたことがある妻の方も不安になりDNA鑑定をしてみたものの、結果として夫以外の男性の子だと判明しても言いだすことができずにそのまま家族として過ごしていくという場合もあります。

今は、妊娠中でも母親の血液で胎児と夫との親子関係を調査することができるといいます。こちらの料金はおよそ20万円とのこと。親子関係がないことが証明されると堕胎する場合もあるそうで、倫理的に問題があるのではと言われています。

自分の子じゃないとわかった場合、それまでにかかった費用を考慮して通常よりも多額の慰謝料が発生することがあるといいます。通常の浮気による離婚でもダメージが大きいのですから、子どもが浮気相手の子だと判明したときのショックは相当なものです。慰謝料として当然その分を請求することができるといえます。

浮気相手の子供だと判明した時、子どもにとっても不幸でしかありません。浮気の中でも一番最悪なケースといえますが、実際このようなケースが増えてきているのです。

夫に隠しながら、又は妻本人も知らないまま、別の男の子を育てているという人が世の中に相当数いるのかと思うと、恐ろしい気もします。