男女関係というのは複雑怪奇、非常に理解することが困難な世界です。世の中には男と女しかいないにもかかわらず、とても難しいものです。むしろ、「男と女しかいない」というシンプルさこそが、問題を難しくさせているとも言えるでしょう。
互いに好きあって付き合い始めたにもかかわらず、なぜか「浮気」という罪深い行為が男女双方に起こり得るわけですから、考えてみれば不思議なものです。そして、浮気の場合、やはり「したほうが一方的に悪い」という認識が一般的であるといえます。
ただ、浮気をしてしまう原因が、実はそのパートナーのほうにあるというケースも近年は特に増加の傾向を示しています。たとえば、女性の浮気がそのパートナーによる暴力が原因となっていたというケースは、ひと昔前にくらべれば飛躍的に増加してきているのも事実です。それでも、その事実が発覚するまでは、「浮気をしたほうが悪い」と決めつけられてしまうのです。
また、夫婦生活が長い間無いことから浮気に走るというパターンも多いです。浮気をする前から夫婦関係が破綻していた場合、慰謝料の請求が難しくなる場合もあります。浮気した方が一方的に悪いといえない場合もあるのです。
探偵事務所や興信所などで、そうした浮気のトラブルを解決することができるかというと、厳密にいえば、「そんなことはできない」と言わなければなりません。探偵事務所や興信所にできることは、「解決へのお手伝い」というところまでであり、本質的な解決は、『本人同士がどう納得するか』にかかっているのです。いくら探偵であっても、人間の心の部分にまで踏み込むことはできないのです。
浮気調査を依頼したものの、証拠を見て辛い思いをすることもあります。それまであった不安や疑念が解消されたとしても、今度は辛い現実を受け入れなくてはいけません。心の部分にまで踏み込めないからこそ、問題を解決し、次に進むために必要な情報を誠意を持って集めてくれる探偵事務所や興信所であることが大事なのです。浮気調査を依頼する前に、本当にこの調査は自分にとって必要なのか、パートナーと今後どのようにしていきたいのかをじっくり考えることをおすすめします。
他人が踏み入ることができないから「男女関係」であり、それはあまりにも難しい世界なのです。
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