盗聴器探しはケースバイケース!

 

探偵事務所には、実にさまざまな内容の相談が毎日のように舞い込みます。ですから、どんな内容を探偵事務所ではあつかうのか、ということに関しては、具体的に挙げればキリがないということになってしまいます。要するに、「一概に言えない」という、いかにも都合のよい回答になってしまうのです。

 

しかし、近年になって明らかに増加していてきる相談が、「盗聴器」に関するものです。つまり、「盗聴器が仕掛けられているのではないか?」という疑念を抱いて、探偵事務所の門を叩く人が増加してきている、ということです。

 盗聴器とはいっても、非常にいろいろな場所に仕掛けられているため、相談に見える人の職業や立場なども非常に多様です。ですから、探偵事務所側からすると、その依頼人の立場に応じた対応をしなければならないということになります。逆に言えば、さまざまな立場の人に対して柔軟に対応することができるということも間違いありません。

 たとえば「会社」に盗聴器が仕掛けられた場合というのは、自宅に仕掛けられているというケースにくらべて、かなり慎重な調査が必要になります。つまり、あからさまに探偵が盗聴器の調査をしているということを悟られるのは好都合とは言えないのです。会社での盗聴は大体が社内の人間ですから、調査をしていることを悟られて犯人が逃げてしまう場合があるからです。

個人宅に仕掛けられている場合は、いくつか兆候があります。例えば、通話中にノイズが入る、話し中の場合が多いと言われるようになる、電話料金が上がる等です。 仕掛けられる場所として多いのは、コンセント、エアコン、テレビの裏側、室内灯等ですので、怪しいと感じた場合はまずはご自分でチェックしてみることをおすすめします。

最近は盗聴器をネットで購入することもできますし、大阪であれば日本橋の電気街でも購入が可能です。数万円で手軽に手に入る状況になったこともあり、年間40万個以上販売されていると言われています。「まさか自分は」と思わず、一度ご自身の防犯について考えてみることをおすすめします。

もし盗聴を疑われる場合は、探偵事務所や興信所に調査を依頼し、発見した場合は除去してもらいましょう。