夫の浮気調査を依頼したときー探偵はいったい何をしてくれるのか？

夫の浮気調査を依頼するにあたり、探偵はいったい何をしてくれるのか知りたいと思う方もおられることでしょう。探偵は法律に基づいて適正に業務を遂行しなければなりません。今回はこの法律から夫の浮気調査で探偵が行う３つの主な調査方法をご紹介します。

「探偵業の業務の適正化に関する法律」の第二条によると探偵業務とは

「他人の依頼を受けて、特定人の所在又は行動についての情報であって当該依頼に係るものを収集することを目的として、面接による聞込み、尾行、張込みその他これらに類する方法により実地の調査を行い、その調査の結果を当該依頼者に報告する業務」

と定義されています。これを分かりやすくまとめると、探偵が夫の浮気調査で行う主な調査方法は「聞込み」「尾行」「張込み」の３つとなります。

「聞込み」の方法には調査対象者に直接アプローチする「直調」、探偵であることは隠し別人になりすまして聞込みを行う「化調」、電話を使って聞込みをする「電調」という３つがあります。「直調」はリスクが高いため、どうしても必要なとき以外は行いません。「化調」は聞込み相手の信用を得るために時間をかけてじっくりとアプローチします。「電調」は最低限の時間や労力で行えるので最も多く使われる方法です。いずれも声の調子や相手の反応に対する洞察が必要なので、経験やテクニックが成功の鍵となります。聞込みで知りえた情報をもとに、夫の浮気調査の進め方を決めていきます。

「尾行」は調査対象者の行動に合わせて行います。徒歩の場合はその場の混雑具合に合わせて距離を変えながら尾行します。対象者が公共の乗り物を使うこともあるので、機転を利かせながら見失わないように、かつ対象者に見つからないように行動する必要があります。車、バイク、自転車等に乗って尾行する場合もあります。交通ルールを守りながら対象者の乗り物を尾行するのは簡単なことではありません。夫の浮気調査では尾行途中で撮影する必要もあるので高いスキルを要します。

「張込み」は車の中で待機する、建物の出入口に張込む、車が入れないような場所では、その場に溶け込んで張込むなどの方法があります。張込みは、いつ現れるかわからない対象者を待ち続けなければならないため、忍耐力や集中力を必要とします。場合によってはトイレを我慢したり夜中に眠気と戦ったりしなければなりません。出入口などでの張込みは一人ではなく複数人を配置することもあります。夫の浮気調査では不倫や不貞行為の決定的な場面を撮影しなければなりませんから、とっさの場面での撮影テクニックや暗い場所でも鮮明な映像が残せる高性能カメラが必要です。

夫の浮気調査をご自身で行うことも可能ですが、上記の方法で効果的に調査するためには相当なスキルが必要であることがわかります。素人が夫の浮気調査をしようとすると、簡単にバレてしまったり法律違反を犯してしまったりするリスクもあります。夫の浮気調査はできるだけ経験を積んだプロの探偵に依頼するのが賢明でしょう。