浮気が発覚したものの、離婚を選ばずに関係の再構築を選択する場合があります。再構築とは、経済的な問題や子どものことで離婚をせずに、結婚生活を続けることです。
離婚を回避し、家庭が崩壊したわけではないから円満解決なのではと思われがちですが、再構築は離婚より辛いという人もいるようです。
探偵事務所などを利用して浮気の証拠を揃え、写真や調査結果によって浮気相手とどんなことをしていたのかを知ってしまうと、以前と同じような生活をするというのは容易なことではありません。何かあるたびに浮気されたことが思い出されて、ついきつくあたってしまったり、折に触れ浮気の証拠が頭に浮かんで傷つくということが日常的に繰り返され、気持ちを立て直すことが難しいのです。単純に仕事や友人との交遊によって帰りが遅くなったり、連絡が取れないといった行動にも、『また浮気しているんじゃないか』という疑いの気持ちが芽生えることもあるでしょう。
浮気した方も、浮気が発覚して再構築を決めた当初は謝罪し行動を改めるものの、相手から繰り返し浮気のことを蒸し返されていたらうんざりしてきてしまいます。度々、また浮気しているのではないかと疑われることにも疲れてきてしまうでしょう。
大事なことは我慢しないことです。何年も続く夫婦生活でずっと我慢していたらいつか破綻します。辛かった気持ちはちゃんと吐き出し、そのたびに相手も逃げ出すことなく話し合うことです。また、浮気された方も自分にも何か非がなかったか振り返ってみましょう。浮気したことで相手を責めつづけていても関係は良くなりません。仕事ばかりで家族との生活をおろそかにしていた、子どものことばかりで夫への思いやりを忘れていた等、浮気をされた側にも何かしら問題があることも多いのです。
再構築したものの、やはり関係が破綻して離婚するといった場合でも慰謝料を取ることはできます。浮気調査の証拠等はとっておく方が良いです。ただし、再構築の場合、慰謝料が減額してしまうこともありますので、あらかじめそのことも想定しておく必要があるでしょう。
相手の浮気を疑っていて、もし実際に浮気をされていても離婚は考えられないという場合は調査などせず心にしまっておくという選択肢もあります。また、探偵事務所に浮気調査を頼んで証拠を手に入れたものの、最初から再構築を決めている場合は調査をしたことを話さないこともあるようです。数年後に、あの時浮気していたでしょうという話になっても証拠がなければしらを切られてしまうかもしれません。どういう選択をするにせよ、きちんとプロの探偵に調査を依頼して、証拠を掴んでおいた方が得策でしょう。
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